SQL Server R Services またはSQL Server Machine Learning Servicesをオフラインでインストールまたは更新プログラムを適用するための方法について


 

こんにちは SQL Server サポートチームです。

 

今回は、SQL Server R Services またはSQL Server Machine Learning Servicesをオフラインでインストールまたは更新プログラムを適用するための方法について紹介します。

 

日本語版のSQL Server をご利用いただいているお客様より、オフライン環境でSQL Server R Services またはSQL Server Machine Learning Servicesをインストールまたは更新プログラムを適用した際に、失敗するというお問い合わせをいただくことがあります。
これはSQL Server の不具合が原因となりますが、修正目途がたっていない状況となりますため、ブログで回避策を紹介させていただきます。

 

作業の流れは下記の通りとなります。

 

1.SQL Server R Services またはSQL Server Machine Learning Servicesをオフラインでインストールする場合

1) インターネットに接続できる環境で、リリースバージョンにあったcab ファイルをダウンロードします。

    各リリースバージョンのcabファイルのダウンロード URL は、次のページをご確認ください。

 

 SQL Server 2019 の場合:

  https://docs.microsoft.com/ja-jp/sql/machine-learning/install/sql-ml-component-install-without-internet-access?view=sql-server-ver15#1—download-2019-cabs

 SQL Server 2017 の場合:

  https://docs.microsoft.com/ja-jp/sql/machine-learning/install/sql-ml-component-install-without-internet-access?view=sql-server-2017#1—download-2017-cabs

 SQL Server 2016 の場合:

  https://docs.microsoft.com/ja-jp/sql/machine-learning/install/sql-ml-component-install-without-internet-access?view=sql-server-2016#1—download-2016-cabs

 

2) 適用対象のサーバーに、cabをコピーします。

 ※ 任意のパスで結構です。ここでは例として、C:Temp にコピーするとします。次からの手順は、C:Temp 配下にコピーした場合の手順となります。

 

3) 各cabファイルの末尾が1033となっているため、1041にコピーします。

 

 例)SQL Server 2019 の場合

  SPO_4.5.12.120_1033.cab -> SPO_4.5.12.120_1041.cab

  SPS_9.4.7.25_1033.cab -> SPS_9.4.7.25_1041.cab

  SRO_3.5.2.125_1033.cab -> SRO_3.5.2.125_1041.cab

  SRS_9.4.7.25_1033.cab -> SRS_9.4.7.25_1041.cab

 

 この結果C:Temp 配下に、次のファイルが存在することになります。

 

  SPO_4.5.12.120_1033.cab

  SPS_9.4.7.25_1033.cab

  SRO_3.5.2.125_1033.cab

  SRS_9.4.7.25_1033.cab